カタチ

2010.12.18 製作記録

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こんばんは。
12/18 晴れ(東京)
今日は良い天気です!過ごしやすい一日です。
素朴なカタチってなんだろう?
制作していて時々ふっと思うことがあります。
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・そ‐ぼく【素朴/素×樸】





[名・形動]
自然のままに近く、あまり手の加えられていないこと。単純で発達していないこと。また、そのさま。
人の性質・言動などが、素直で飾り気がないこと。また、そのさま。
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辞書では上記のように記されています。
“素朴なカタチ” “素のカタチ” “自然なカタチ”
これは僕のものつくりにとって気になっている言葉です。
まる・三角・四角・・・・・・・色々なカタチがあります。上記にもありますが、もちろんモノだけじゃなく人も様々。でも、今日はカタチについて。
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モノをみた時に自然に体にスッと入ってくることがあります。
うまく表現できませんが、満たされる感じがあります。
そういうモノは使っても・お部屋に置いてあっても、ちゃんと時間を経ていく気がしています。
僕が思う素朴なカタチです。
例をあげると、僕の中では土器だったり(漠然ですが・・・)古道具(これまた漠然ですが・・・)あとは、身近でいうと牛乳瓶がそれです。
(牛乳瓶なんかは、あの分厚い口の部分もたまらなく僕は好きです!)
その他も色々とあると思うのですが、たいてい手づくりされているもの・経年変化したカタチがスッと入ってきます。
そんなカタチ達は、生きているというかなんというか、モノから何か感じる事ができます。
良い感情です。
その素朴なカタチをつくりたいという思いから、手づくりという生産の仕方、丈夫で永く使える素材の革を使用し・時間を経ていくタンニンなめしの革を使用しています。
あとは、一部定規を使わない線で型紙を作ったりもしています。
そうすることで、スッと満たされる気持ち・なんだか心地よい、モノから何か感じとれることができると思っています。そんな商品を作っていきたいですし、僕自身土器などを見たときに、確かに心地よいので、似たようにそういう感情を持っていただけると嬉しいかぎりです。
ギャラリー悠日でたくさんの方にご覧になっていただき、またご注文いただいたモノを制作していて
尚のこと、自分のモノつくりで大切にしていきたいことを再確認している今日この頃です。
そして、
そんな思いをひっさげて、
明日は鬼子母神で行われる手創り市に出店させていただきます。
お近くに寄られた際は是非お越しくださいませ。
手創り市