素手

2012.01.22 製作記録

1/21 雨
おはようございます。
今晩も冷えます。(相模原)
昨日は雪が降りました。毎年数えるほどしか降りませんが、昨日はその1回。
しかし、雪を見るとどうして気分が高揚するんでしょうか?
雪をめったに見ない土地に育ったからでしょうか?・・・なんなんでしょう?
おかげで昨日はやたらと気分の良い1日でした。
でも、その分寒さもあって、最近はくつ下用のホッカイロを重宝してます。
でもでも、なかなかちょうど良い温度のまま使用するのは難しくて、もぞもぞ位置をずらしてみたり、終いにはくつ下を脱いでしまったりと・・・結局氷のように足が冷たくなってしまうというなんだか訳のわからない状況です。。。
さて、表題。
今日ふっと自分の手が気になりました。
いつも使っている大事な仕事道具の一つでもある手ですが、制作していて思うように作れないときは
自分の不器用さに腹が立つときもあります。
もう少しこの手が上手いこと使えないものかと思うときがあるわけです。(今日もです。)
そんな時いつも思い出すのが、「知覚はおわらない」 著者佐々木正人 に書いてある事例です。
下記引用
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事故などで膝から下を両脚切断した方々に、リハビリとしてプールで泳いでもらう。
はじめは以前のままバタ足で泳ごうとするわけです。
でも、十分に水と一体になれない。
それでも、特に何もしないで放っておくと、数時間あるいは数日間、プールの中にいるうち、しだいに大腿部が左右に揺れるようになり、やがて全身が魚のように動き始めるそうです。
もちろん「こう泳げ」と教えたことではなく、膝から下の足ないし脚もない状態で、頭から膝までの動きが魚の背のような揺らし方を勝手に習得したんです。身体が水の持つ特性をうまくつかまえると、そこからまったく新しい、オリジナルな泳ぎ方が生まれてくる。
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という事例を思い出しながら、
手を使う仕事をしているので、ちゃんとその手になっているのかなと思って眺めてみましたが、残念ながら何の変哲もないただの手だなと。
まだまだですね。
そんな事を思っているこの頃ですが、前回ご紹介させて頂いたクラフト見本市まであと少し。
僕にとっては他の作り手さん達のお話が聞ける良い機会でもあるわけですが、密かにみなさんの手に注目してみようと思っています。
そこから新たな発見や今後変わってくるであろう自分の手についての気づきなんかにも繋がっていける良いなと思っています。
長々と失礼しました。
良い週末を
・最近の特注

A-001の旧型を今の型に加工しました。(持ち手部分)
持ち手だけ真新しくて、浮いた感じですが、個人的にそういう所が好きです。

C-009
普段裏地は付けないのですが、この生地を裏地で使って欲しいとの事でお作りしました。