革素材の醍醐味は経年変化です。
時と共に柔らかくなり、自然と使う人それぞれの体に馴染んでいく。
革本来の風合いを活かすため、余計な加工がない素上げ状態の革を使っています。
バラ傷やシミなど素材の自然さが残っていて、経年変化の幅が大きいのも特徴です。
革へのこだわり

affordanceで使用している革は、兵庫県たつの市のタンナー(製革業者)と一緒に作っているオリジナルの牛革です。革本来の風合いを活かすため、色と質感にもこだわり「しっとりとして柔らかく、しなやかな革」を理想としています。原皮の状態や季節などでも仕上がりが変わってくる繊細な素材なので、職人さんに相談し、その都度調整しています。
日本のタンナー

日本では、タンナーという仕事の認知度はあまり高くありません。しかし、日本のタンナー職人さんたちの熟練された技術は世界でもトップレベル。その革の品質は唯一無二の”Japanese Leather”として高い評価を受けています。”高い技術力で作られた日本製の革の認知度を高めたい”という思いで、affordanceは一貫して日本のタンナーさんの作る革素材を使っています。
私のような革を製品にしている職人と皮を革にする職人、職人同士が、一緒に革素材作りに取り組む事でより良い素材作り/商品作りができると考えます。








永く使って変化を楽しめる革

革の一番の魅力は、使う人それぞれの個性がその物に刻まれる経年変化だと考えています。
また、丈夫で永くお使いいただけるのも革素材の大きな特徴です。
定番色

5年ほど使用
経年変化の幅が大きい革素材の定番色

品のある色味。経年でより深みが増します

1年半ほど使用
緑青をモチーフにしています

1-2年ほど使用
日本の赤

1年半ほど使用
落ち着いていて力強さもある色味
廃盤色

1年半ほど使用

余すことなく革を活用
牛が生きていたときについた傷やシミなどで定番製品に使えなくなってしまった革や、制作過程で生じた端切れを無駄にしないよう工夫して制作しています。いつもと違った形で制作している品を「re:affordance」として発表しています。



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