affordance

素朴な素材で表現する、シンプルでありながら粋な佇まい。
永く愛用でき、愛着が湧く革製品を丁寧な手仕事で作ります。

Simple yet chic appearance expressed with rustic materials.
We carefully handcraft leather products that can be used for a long time and that will be cherished.

“affordance”という言葉に込めた思い 

「affordance(アフォーダンス)」とは、「物事/環境が人(動物)に与える意味や価値」のことを指します。
心理学者 J・J・ギブソンによって提唱された言葉です。
人が選んでいるのではなくて、物(環境)によって人の行為が生まれているという捉え方。

簡単に言い換えると、物や環境が「どう使えるか」ということです。
例えば、椅子は座ることができて、物を置いたり取る時の台にもなったり、投げつけると凶器にもなります。
この場合、椅子と人の間には「座る」「物を置く/取る」「ぶつける」というアフォーダンスが生まれます。アフォーダンスで世界を紐解いてみると物と人(動物)との間には様々な関係性があります。

同じ物でもその価値や用途は手にする人によって生み出されていきます。
affordanceは、制作する物を介して何かが生まれるきっかけになりたいと考えています。 


 

素材へのこだわり 

製品に使用している牛革は、兵庫県のタンナーと一緒に作っているオリジナルのフルタンニン鞣しの牛革です。
また、牛が生きていたときについた傷やシミで使いにくい革や制作過程の端切れも無駄にしないよう、「re:affordance」というシリーズで風変わりな製品も制作しています。

 

革について詳しくはこちら

 

小川 弘記
1981年 福岡県福津市生まれ
2002年 文化服装学院卒業
2010年 東京にてaffordance創設
2018年 福岡県福津市に帰郷
2020年 工房/ファクトリーショップを開始
日本各地での展示会にて活動